アプリ「罪と罰」stage8-10「バイトの言い訳」の答え・ヒント・攻略情報
“ 「お客さん。無料コーヒー、いかがですか?」
喫茶店のバイト店員が、小さなコーヒーポットを持ってきて、聞いた。
「それじゃあ、一杯もらいましょうか」
私は読んでいた文庫本を閉じ、カップを差し出した。
「はい……あっ」
あまりにもぎりぎりまで入っていたコーヒーは、ポットの下をまわって、こぼれてしまった。
「す、済みません、お客さん……」
「いやよくあることですから。大丈夫、濡れていないですよ」
と、その時。
「こら。藤木!」
マスターが奥から出てきて、バイトの店員に怒った。だがすぐに私がいることに気が付いて、バイト店員をカウンター内に呼び、小声で小言を言い始めた。
私はつい、悪いクセで耳をそばだててしまう。
「藤木。おまえ、今日、遅刻しただろう? 今日私は遅くなるから、おまえが店を開けておけと言っただろう?」
「あ、開けてましたよ。ちゃんと1時間前、11時に。ちゃんとコーヒーも作って火に掛けておきました。開店と同時にモーニングコーヒーをサービス出来るように」
「本当か?」
「ほ、本当ですとも。ほら」
店員は手にしたコーヒーポットを見せた。
「だが、はす向かいのパン屋のおばさんが開いてなかったと……」
そして、私はまた悪いクセで、ついつい真実をしっかりと言いたくなる。
「店員さん。ダメですよ、そんなウソをついちゃ」
「お客さん、11時からいたんですか?」
マスターが言う。
「いや、ついさっきこの店に入ったばっかりですがね。11時に開店の用意をしていたなんて、ウソはいけないですね、店員さん。ひょっとしてコーヒーはついさっき、火に掛けたんじゃないですか?
ウソはいけませんよ、ウソは」”
ヒント1を見る▼
コーヒーを1時間も前から火に掛けていたということは、コーヒーポットの中のコーヒーはどんな状態になっているでしょうか?
これでもまだわからないですか・・・?
答えと解説を見る▼
ぎりぎりまで入っていたコーヒー