アプリ「罪と罰」stage2-6「カミソリフック」の答え・ヒント・攻略情報
“ もとボクサーの浜崎勇二が、繁華街で殺されたとき、マスコミは沸き立った。
浜崎勇二と言えば、ボクサーとしての強さもさることながら、マスコミに対する大口と口悪さで有名だったからだ。彼の名前が踊るだけで、週刊誌の売上げは3割増しになると言われた。
その浜崎が、酔っぱらってチンピラとのケンカで、腹を刺されて死んだのだ。
「ところが、そのチンピラ……富山という男は正当防衛を主張しているのだ。向こうが先に殴ってきたのだとな」
遠藤警部が言った。
「正当防衛だよ。ボクサーの拳は立派な凶器だって判決もあったろう? ヤツはその凶器で俺を殺そうとしたんだ」
富山が自分のケガをした頬骨を撫でた。左頬骨のテープが痛々しい。
「どうせ、おまえが挑発したからだろう?」
警部の言葉にも富山は動じない。
「そりゃ言ったさ。『この負け犬野郎』とな。でも口だけだぜ? それをあの野郎、真正面から左フックで俺の顔を殴ってきやがった……危なく殺されるところだったぜ」
浜崎の左フックはカミソリフックと異名を取る必殺技だった。
「で、持っていたナイフで反撃したのか?」
「そうさ。本当に命の危機を感じたからな」
と、そこへ荒井刑事が入って来た。
「警部。探偵さん、ちょっと……」
別室で荒井刑事が調査の結果を報告する。
「実は、調べてみたら。富山の所属する暴力団が浜崎の試合で賭博をしてましてね。どうも浜崎に八百長を持ちかけたらしいんですが、浜崎はこれを断った」
「つまり暴力団側には浜崎を殺したい理由はあったってことですね?」
「そうですね」
「なるほど。なんで富山がウソをついていたのか疑問でしたが、これで謎は解けました」”
ヒント1を見る▼
左フックで殴られた場合、顔の右側が痛みますよね?
これでもまだわからないですか・・・?
答えと解説を見る▼
真正面から左フックで俺の顔を殴ってきやがった