アプリ「罪と罰」stage4-8「ネガフィルムの嘘」の答え・ヒント・攻略情報
“ 新しい技術が登場したときに、古い技術にこだわる人たちは、確実に一定数いる。
例えるなら、電車が登場したときに蒸気機関車にこだわるとか、電子書籍が出たときに紙の本にこだわるとか。
自称カメラマン、五島純二はデジタルカメラではなく、銀塩カメラ……昔からのフィルムを使ったカメラを使うことにこだわっていた。
だから、五島と仲の悪かった男が殺され、五島が犯人ではないかと疑われたとき、彼は一枚の銀塩写真のネガフィルムを提出したのだ。
「今時珍しいでしょう? やっぱり古いものは味があっていい」
自慢げに彼が提出したフィルムにはフラッシュで照らし出された誕生パーティが写っていた。
「その日の夜は、友だちの誕生パーティをしていました。
こっちは私が撮ったんですけど、これは撮ってもらったんですよ。ほら。窓の外の時計が映り込んでいるでしょう?」
五島が指さした窓の外には公園の時計がある。アナログ式だが、日付が真ん中に出ている。
「午後7時20分。日付も確認出来ますよね? 1月7日だ。
どうです? この時計が狂っていないかどうか、公園の管理局に確かめては?」
そういって五島はニヤリと笑ったという。
「わざわざデジカメで撮ってないところが怪しいですよね」
憎々しげに荒井刑事が言う。
「科捜研に頼んで、合成かどうか調べてもらいましょう」
私は呆れて、言った。
「なに言っているんですか。これはニセモノですよ。フィルターを使って、午前中撮影した写真を夜のように見せてるだけです」
「えっ?」
「犯人は写真撮影に関しての知識は無いみたいですね。カメラマンというのもウソなんじゃないですかね?」”
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夜、室内でフラッシュを焚いて撮影すると窓は光を反射してしまいます。 その結果、外の風景が写らなくなりますが…
これでもまだわからないですか・・・?
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窓の外の時計が映り込んでいる