アプリ「罪と罰」stage5-8「木造塔の奇妙なドア」の答え・ヒント・攻略情報
“ 「お願いです、主人が自殺ではなく、殺されたのだと証明してください」
私の元に来た秋村美紀未亡人は、涙ながらに言った。
もちろん、私がこの仕事を引き受ける気になったのはそれだけが理由ではない。不謹慎を承知で言えば、私の好奇心が事件を引き受けさせたのである。
「秋村雅史の事件? いや、自殺で決まりですよ。めんどうくさい」
荒井君はめんどうくさそうに言った。
「君、最近上司の遠藤警部に似てきたね?」
「そうですか? それはちょっとイヤだな……」
ぶつぶつ言いながらも、荒井君は事件の資料を引っ張り出してくれた。
死亡者は大学助教授の秋村雅史。F大学の木造塔からの転落死。
その塔の6階には奇妙なドアがあった。ドアの向こう側はそのまま外なのだ。
足元には一切足場はない。この扉から一歩踏み出せば、そのまま下へ落ちることになる。
もちろんこのような危険な扉を放置しておくわけがない。
古めかしい樫の木の扉は充分に重く、間違って開けることはない。そもそも開け閉めにかなり力が要る。さらにチェーンで、立ち入れないようになっている。
塔自体が国の重要文化財に指定されているために、鍵や柵をつけたり、扉自体を取り外してしまうことも出来ず、このような処置が執られている。
それだけに、ここで自殺をする大学関係者は多い。過学生は言うに及ばず、学内政治に敗れた教授助教授なども何人も自殺している
秋村助教授の件も、そのような自殺のひとつとして扱われていた。
閉まっているドアのノブから、秋村以外の指紋が見つからなかったからである。
「……おかしいですね? この調書には矛盾があります」
「は? なにが?」”
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ドアを開けると足場がない状態です。 足場がないのに、古めかしい樫の木の扉はどういう状態でしたか?
これでもまだわからないですか・・・?
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閉まっているドア