アプリ「罪と罰」stage2-2「偽物の修道女」の答え・ヒント・攻略情報
“ 「日本にしばらくぶりに帰ってきた挨拶に来たよ」
御堂筋はバーで、スコッチを掲げて私に挨拶した。
「ひょっとして、日本に私以外の友だちがいないんじゃないですか?」
私は溜息で応戦した。
「オーストリアで宝石強盗団の一味を捕まえるのに協力したんだが、これが連中の怨みを買ってしまってね。東欧まわりで帰ってきたんだ」
御堂筋は自慢そうに言う。
「それでも残党が僕を追いかけてるような気がしてね。僕は列車の中でも常に気を張ってなくちゃならなかった。
あるとき食堂車に入ったら、客が4人おしゃべりをしていた。
三人の男とひとりの女性。男は初老の紳士、セールスマン風のスーツの男、ビジネスマン風の太った男。女性は修道女だ。4人とも紙コップでなにかを飲んでいる。スーツ男と太っちょはサンドイッチを食べてたよ。
彼らが話しているのはドイツ語だった。内容は観光地の評判とか最近の商売の状況とか他愛もない話さ。
紳士は最近妻をなくして、ひとり旅。スーツ男は商用旅行でアルミのトランクを抱えてる。太っちょは観光旅行で大荷物を持っていて。修道女はルーマニアの地元民で、修道院に帰る途中。
彼らが立ち去ったあと、僕はなにかもっと手がかりがないか観察した。
紳士が飲んでいたのはコーヒー。
セールスマンはオレンジジュースで、BTLサンドを食べてたようだ。太っちょはビール。
修道女が飲んでいたのは紅茶のようだ。紙コップに口紅が付いていたからね。
まずい。僕は直感した。次の駅で僕は慌てて降りた。そうすると後ろをつけてくる者がいるじゃないか。そいつは……」
「修道女でしょう? まあニセモノでしょうけど」
「やっぱり気が付くか」
「当然ですね」”
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修道女がお化粧をするなんておかしいですよね?
これでもまだわからないですか・・・?
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紙コップに口紅が付いていた