アプリ「罪と罰」stage1-8「老婆の虚言」の答え・ヒント・攻略情報
“ 波の打ち寄せる岩場に、その死体は倒れていた。
あたりからは比較的よく見える場所だ。そんなところで殺人が行われたとはにわかに信じがたい。しかも現場の岩場に降りて行くには、崖から相当に注意して降りなくてはダメだ。
「大丈夫か。気をつけろ」
遠藤警部が私に言ってくれる。
「これは大変な現場ですね」
「ああ。もっとも見通しはいいので、今回は目撃者がいる。犯人逮捕も早いかもな」
「被害者は足を滑らせて崖から落ちただけという可能性はありませんか?」
「いや、それは無い。落下する人体は頭が下になり、傷だらけになるものだが、今回のホトケさんの頭はキレイなものだ。大鳥鑑識官の受け売りだがね。
それじゃ目撃者のところへ行ってみようか」
「あたしゃ見たんだよ! 怪しい男が、あの被害者を殺すところを! サスペンスドラマのようだったんだよう」
近くで土産物屋をやっているというおばあさんが、荒井刑事相手にまくし立てていた。
「見たんだよ。黒いジャンバーを着た男だったねえ。被害者の後ろに近づいて、岩で頭をぶん殴ったのさ。何度も何度も……。
あたしゃ、驚きでその場にへたり込んで、声も出せなかったよ」
「おばあさん……いや、おばさん! 犯人の顔は見ませんでしたか?」
「ああ、見たとも! サングラスを掛けて、髪の毛の短い四角い顔の、いかにもヤクザものという顔で……」
私は荒井刑事の耳元で囁く。
「荒井君、荒井君。このおばあさんの言うこと、まじめに聞く必要はありませんよ。明らかにウソですから。一片の真実もないでしょう」
「えっ、でも……なんで、そんなことが言えるんですか?」”
ヒント1を見る▼
老婆の証言に、犯人が被害者に危害を加えたという供述がありましたよね? そこをもう一度確認しましょう。
これでもまだわからないですか・・・?
答えと解説を見る▼
岩で頭をぶん殴った