アプリ「罪と罰」stage10-6「冷凍倉庫の眠り姫」の答え・ヒント・攻略情報
“ その死体は、まるで眠っているかのようだった。そう、まるで、童話の眠り姫のように。
だがそうでないことは触ってみれば、すぐにわかる。とても冷たい。凍死体だった。
被害者は足達智恵。場所は彼女の勤める会社が管理する冷凍倉庫。
発見されたとき、彼女の姿は半裸状態だった。服は傍に落ちていた。
「妻は殺されたんです! なんでそれがわからない!?」
智恵の夫、足達俊樹は訴えた。
「まあ、待ってください、旦那さん。外傷もないので、まだ死因を特定出来ないのです。司法解剖をすればハッキリしたことがわかるかも……」
「妻を解剖するだって! そんな残酷なことをさせるか! 死んでまで妻は辱めを受けなくちゃいけないのか!」
半狂乱になって俊樹は叫ぶ。
「まあ落ち着いてください。まだ、事故という可能性もあるので……」
「事故!? そんなはずはあるか! この姿がなによりの証拠だ。早く、妻を辱めて、殺した犯人を早く捜してくださいっ!」
「辱めて……?」
「そうです! こんな寒い冷凍庫で、こんな姿だなんて……ヘンタイな犯人が脱がしたからに決まっている! 暴行されたんですよ、妻は!」
「ああ……」
私は納得した。
私は被害者の上着の様子を調べる。上着もカーディガンも脱ぎ捨てられているが、破れたあとやボタンが引きちぎられたあとはない。
「旦那さん。落ち着いてください。奥さんを亡くされたのは大変残念なことですが……奥さんはヘンタイに殺されたのではない可能性が高いですよ。たぶん普通に凍死なされたんだと思います」
「そ、それなら少しはマシが……なんで、そんなことを言える?」”