アプリ「罪と罰」stage6-6「待ちぼうけ」の答え・ヒント・攻略情報
“ 「もー。おじさんったら。遅れるなんて、ひど〜い」
冷房の効いたレンタカーの車内で、保奈美は膨れて見せた。こちらとしては謝るしかない。
夏の避暑地。私は姉から、姪の保奈美とその友だちの付き添いを頼まれていた。
現地に一足先についていた私は、保奈美たちを迎えに行く約束をしていたのだが、その時間を1時間間違えてしまったのだ。
「炎天下で1時間も待っていたんだから。ふらふらで、熱中症になるかと思ったんだよ〜。ねえ、美紀?」
「う、うん……」
元々大人しい美紀ちゃんは、かしこまっている。
「そんなに暑ければ、どこか近くの店とかで涼んでればいいじゃないか」
「それが出来るくらいなら苦労していないってば。コンビニも喫茶店はないし。ホント、この車に乗って、初めて生き返った気分だわ〜」
「わかった。途中のファミレスで冷たいものでもご馳走しよう」
「あっ、だ、大丈夫です、私……」
美紀ちゃんが慌てる。
「なに言っているの、美紀。いいのよ、当然の権利よ。おじさんに奢ってもらおうよ」
「う、うん。でも……ほら、甘い物なら、あるから」
美紀ちゃんがカバンから取り出したチョコレートをパキンと割って保奈美に差し出した。
「ン……、これはこれ。それはそれ。チョコは……美味しいけど、だからと言っておじさんが許されるわけ……もぐもぐ……ないわ!」
チョコを頬張りながら、保奈美は腕組みをした。まあ、それはそれで微笑ましいくかわいらしいのだが。
「いいよ、遠慮なく食べてくれ。ただ、保奈美。ウソはいけないな? 本当は列車が遅れたかなんかで、1時間も待っていないだろう?」
「えっ? え……ええっ? な、なに? なんでわかるの?」”
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炎天下で1時間も待っていると、溶けやすい食べ物はドロドロになりそうです
これでもまだわからないですか・・・?
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チョコレートをパキンと割って