アプリ「罪と罰」stage2-5「嵐の夜に」の答え・ヒント・攻略情報
“ 戦後最大規模と言われた台風22号が太平洋上に去ったあと、資産家の古嶋氏の死体は発見された。
場所は自宅の書斎。死因は鈍器による撲殺で、凶器とみられるハンマーもすぐ側に落ちていた。ハンマーには残念なことに指紋は残っていなかったが、これがかえって、プロの物取りの犯行を裏付けているように思えた。
書斎の壁には埋め込み式の金庫がある。その扉はしっかり開け放たれていた。もちろん、中身は空だ。
「まだ少し、絨毯が水を吸ってますね」
現場を荒らさないように注意しながら歩いていた荒井刑事が私に言った。
「あの嵐の中、窓が開け放たれていたからな。この調子じゃ、窓の外の足跡も流されてしまっただろう」
遠藤警部が窓の外に目をやった。
「ろうそくがあるところを見ると、夕べ、ここらへん一帯が停電になった時にはまだ生きていたようですね」
荒井刑事が皿の上の、すっかり燃え尽きて小さくなってしまったろうそくを指さした。
「そうだな。君にしてはなかなか鋭い観察眼じゃないか」
遠藤警部の皮肉も、荒井刑事には気が付かない。
「あまり誉めないでください。照れちゃうなあ」
「夕べの停電は長かったからな。ろうそくも燃え尽きるだろうさ」
「嵐に紛れて窓から侵入して、部屋の中を漁っていたら、様子を見に来た主人とばったり、と言うところでしょう」
「荒井君。せっかく誉められたんだから、もうちょっと注意深く観察することですね。窓は偽装工作ですよ」
「えっ?」
荒井刑事ばかりではなく遠藤警部も少し驚いたようだ。
「犯人は内部の可能性がある。家人の取り調べを強化した方がいいでしょう」”
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ろうそくは強い風が吹くと消えてしまいますよね。 ましてや嵐なんて… ろうそくの状態を確認しましょう
これでもまだわからないですか・・・?
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すっかり燃え尽きて小さくなってしまったろうそく