アプリ「罪と罰」stage4-2「倉庫の爆発騒ぎ」の答え・ヒント・攻略情報
“ 爆発事故の現場は騒然としていた。冬の木枯らしが吹きすさぶ中、救急隊員が忙しく走り回っている。彼らに踏みつけれた、散乱した物品が現場の惨状を生々しくしている。穀物の袋、ジャガイモの箱、小麦粉の袋。
倉庫に面した建物のガラスはすべてひびが入ったり割れたりしている。ストレッチャーでケガをした子供が何人か、運ばれていった。
「かわいそうに……あんな子供まで……」
野次馬の誰かがつぶやく。
「爆発したのは倉庫だろう? 巻き込まれたのか?」
野次馬たちが口々に話している。
「やっぱり、ガス漏れかなんかなんだろうか?」
「ガスの匂い……? 気が付きませんでしたねえ?」
私は野次馬たちの海を掻き分けながら、耳に入った情報を整理していく。
爆発事故で、まず考えられるのはガス漏れなのだが、それにしてはガス漏れの前兆や匂いがしないのは不思議だった。
「火薬の匂いもしないな……」
私は現場検証している遠藤警部と荒井刑事に声をかけた。
「なにかわかりましたか?」
「この倉庫には、ガソリンや灯油のような、燃えやすいものは保管されてなかったようです」と荒井刑事。
「そうすると、なにが爆発したんだ? ただの漏電だけでは、火事ならともかく爆発はしないだろう」
遠藤警部の疑問に、私が答える。
「爆発というのは急激な燃焼現象ですからね。ガソリンやガスのようなものでなくても……待てよ?
ひょっとして、倉庫の持ち主というのは、最近経営破綻したオオワダブレッドなのでは?」
「え〜と、確かにそうですね。それがなにか?」
「ふうむ。それでは爆発の原因物質がだいたいわかりましたよ。たぶん子供のイタズラが原因ですね」”
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爆発は「粉じん爆発」でした。 現場に何かの粉が散乱していませんでしたか?
これでもまだわからないですか・・・?
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小麦粉
解説
"倉庫の中の小麦粉が、空気中に大量に舞い上がり、そこに火が燃え移って、粉じん爆発を起こしました。粉じん爆発とは、空気中に燃える粉が大量に舞い上がってる状態で、それが急激に燃えだすのが原因の爆発です。
小麦粉が舞い上がったのは子供たちが倉庫内に入って遊んでいたからでしょう。オオワダブレッドのパンの原料の小麦粉が大量にしまわれていたと思われます。"