アプリ「罪と罰」stage6-2「逃走した誘拐犯」の答え・ヒント・攻略情報
“ そのゴミ箱は、周り中から熱い視線を一身に受けていた。中には、富豪荒巻氏の孫娘の身代金入りのバックがあるのだから、張り込みの私服刑事たちの注目を受けるのも当然だ。
ごみ箱に近づいた男はダウンジャケットを着たごく普通の中年に見えた。が、バックを手にした途端、それを持って、全力で駅に飛びこむ。
「間違いない、ヤツが誘拐犯の一味だ! 確保しろ!」
無線の指示に私服刑事たちが駅になだれ込む。
「しまった! ヤツは服を着替えたぞ!」
男が曲がった路地の影に、ダウンジャケットは脱ぎ捨てられていた。
慌てて、荒井刑事は傍にいた女性に聞いた。
「今、大きなカバンを持った男がこちらに走ってきませんでしたか?」
「はい、私にぶつかって行きました。背中しか見てませんが、改札の中に逃げていきました! 白いカーディガンの男ですよね?」
「それに違いない! ご協力ありがとうございます!」
荒井刑事は警察手帳を見せながら、改札の中に果敢に飛びこんでいった。
「今、怪しい男が大きなカバンを抱えてきませんでしたか?」
「さっき俺にぶつかっていった男だな。アイツだ」
青年の指さす先には誘拐犯らしき男がいた。今まさに電車に乗り込もうとしている。
「くっ……!」
荒井刑事は人混みを掻き分け、発車間際の電車に飛び乗った。
「……で、逃したんですか?」
「はい……電車には同じ服装の男がたくさんいたんですよ。でも誰もカバンは持ってなかったんです」
「ウソの証言を見破れなかったのが敗因ですね。たぶんその人も、誘拐犯の一味だったのでしょう。
まあ、子供は無事帰ったのだし、まだ取り返せますよ。荒井君、ファイトです」”
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背中しか見ていないはずなのに、洋服の特徴をとらえた発言がありますね
これでもまだわからないですか・・・?
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白いカーディガンの男