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なぜ「私」は目撃者が嘘をついていると思ったのでしょう?

“美術館に入った窃盗団の物と思われるトラックを追っていると、こんな目撃証言が出てきた。

「窓辺で夕日を眺めていたんですが、うたた寝をしてしまいまして」
「目が覚めたのは大体、夜7時頃だったかな」
「窓の外をみたら、満月を背に大型トラックが走ってきたんですよ」
「トラックだなんてせっかくの美しい景色がぶち壊しだと残念に思ったので、よく覚えています」
「時間帯もちょうどいい、間違いありませんね!」
「ナンバーは覚えていませんか?」
「そこまではちょっと…美しい満月のことは、覚えているのですが」
「そうですか…」
「ごめんなさい、僕がもっとよく見ておけば」
「ああいや! トラックが東に走って言ったことが分かっただけでも大収穫です」
「ありがたいですよ」

トラックを目撃したと言う人物は他にはおらず、荒井刑事はこの貴重な目撃証言を喜んでいた。
しかし私は、目撃者は嘘をついていると思った。”

↑なぜ「私」は目撃者が嘘をついていると思ったのでしょう?
ヒント1を見る▼
月はどの方角からのぼるでしょうか
これでもまだわからないですか・・・?
答えと解説を見る▼
夕日を眺めていた

解説

夕日を見ていたということは、西側の窓を見ていたはず。夜7時に西向きの窓の正面に月が見えることはありません。
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