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なぜ「私」は偽物だと分かったのでしょう?

“街を歩いていた私は、旧い友人である三神とバッタリ再会した。
聞けば骨董市に向かう途中だと言う。

「お前、まだ骨董を集めてるのか…いつも偽物をつかまされていたのに、よく今まで続いているもんだ」
「当然だ! 骨董は浪漫だぞ!」
「それに俺だって、ちょっとは目利きができるようになったんだ」
三神は今度私を家に招待することを約束し、急がないと掘り出し物がなくなると言いながら去っていった。

後日。

三神の家に招かれた私は、三神の骨董品コレクションを披露されていた。
「これは、当時の兵士たちが第一次ブルランの戦いの一か月後に連隊から贈られたサーベルだ!」
「ほう」
「反応が薄いな…本物だぞ、けっこう高かったんだ」
三神が自慢げに掲げるサーベルには、「第一次ブルランの戦いの武勇を讃えて」という文言が刻まれている。

「…相変わらずだな」
「何が相変わらずなんだ」
「三神、それは偽物だぞ。おそらく、近年作られたものだ」
「な、なに…!?」”

↑なぜ「私」は偽物だと分かったのでしょう?
ヒント1を見る▼
1度目の戦いが終わった直後に、2度目の戦いを予知できるものでしょうか?
これでもまだわからないですか・・・?
答えと解説を見る▼
第一次ブルランの戦いの武勇を讃えて

解説

第一次ブルランの戦いが終わったタイミングでは、まだ第二次ブルランの戦いが起こることが分かりませんよね。これが本物なら、刻まれる文言は「ブルランの戦いの武勇を讃えて」であるはずです。
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