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なぜ「私」は消えた美術品の謎を解けたのでしょう?

“私は自宅で、海外未解決事件特集というテレビ番組を見ていた。
事件の概要はこうだ。

世界的な展覧会のための美術品を積み込んでいた飛行機が、道中で墜落した。
墜落した飛行機の残骸からは、墜落時の爆発で焼け焦げた副操縦士の死体が発見された。
しかし、機長の死体はなかった。

また、大量に積んでいたはずの美術品の痕跡も、まったく残っていなかった。
周辺の空港にこの飛行機が着陸したという事実は残っていない。
にもかかわらず、不思議なことに、機長と美術品はきれいさっぱりどこかへ消えてしまったのである…。

「機長は窃盗団の一味と見て間違いないだろうな…副操縦士を殺したのも機長だろう」
「機長の死体が見つからなかったのは墜落の前に脱出したからだとして、問題は消えた美術品の謎だが…」
「飛行機が墜落したのはアメリカの山間部か」
「当時のアメリカと言えば、高速道路の建設が活発に進んでいた頃だな…」
と、推理を始めてしまうのはもはや職業病だ。
「空港には記録が残っていないのに美術品が消えた…そうか、分かったぞ」
「この方法なら…」”

↑なぜ「私」は消えた美術品の謎を解けたのでしょう?
ヒント1を見る▼
空港を使わなくても、滑走路の代わりになりそうなものがありませんか?
これでもまだわからないですか・・・?
答えと解説を見る▼
高速道路

解説

窃盗団の一味だった機長は副操縦士を殺したあと、建設途中の高速道路を滑走路代わりにして着陸し、待機していた仲間に美術品を引き渡しました。その後一度離陸し、自分はパラシュートで脱出して、証拠隠滅のために飛行機を墜落させたのです。
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